症例紹介(2)
<初診時>上顎の残存歯を保存してインプラント治療を行った場合は、インプラント本数が多くなり、臼歯部への骨造成も必要となるため、しっかり噛めるようになるまでに約9ヶ月間かかります。患者さんが早期回復を要望されたため、残存歯を戦略的に抜歯してAll-on-4(オールオンフォー)による即日完了治療を選択しました。 ※下顎のインプラント治療は他院で行われたものです。

<上顎のAll-on-4によるインプラント治療>6本のインプラント埋入によるオールオンフォー手術で確実な初期固定が得られたため、手術当日にフルブリッジ(仮歯)をインプラントにしっかり固定して治療を終えました。その結果、手術当日から食事もできるまでに咬合機能が回復して、患者さんにとても満足していただいた症例です。

オールオンフォーとは、歯をすべて失った方に対して1日で治療を完了(仮歯をインプラントに固定して噛めるようになる)することができる画期的な治療法のことです、この術式は、ポルトガルのパウロ・マロ先生によって開発され、その高い成功率と患者さんの身体的な負担や経済的負担を大幅に軽減できるということで世界中に普及しはじめています。当院ではこのような先端医療をいち早く導入して、患者さんにご提供させていただいています。
手術内容:<上顎>残存歯を抜歯後、計6本のインプラントによるオールオンフォー手術。当日に義歯装着。手術担当:三好敬三(インプラントセンター21・東京都世田谷区・代表) アシスタント:植田啓資(アクアタウン歯科・院長)
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